区分的に$C^k$級の定義

定義1.7で混乱している人が多いので,講義ノートに記載している定義を再掲しておきます.(もしかしたら私が黒板に書き間違えたかも?)

定義1.7 関数 $f\colon \mathbb{T}\to \mathbb{R}$ が区分的に$C^k$級とは,有限個の点

$$ -\pi=a_0<a_1<\cdots<a_m<a_{m+1}=\pi $$

で次の条件を満たすものが存在することをいう:

  1. すべての $i=0,1,\dotsc,m+1$ に対し,右側および左側極限 $f(a_i+0)$,$f(a_i-0)$ が存在し,

  2. 区間 $[a_i,a_{i+1}]$ 上の関数

    $$ f_i(x)= \begin{dcases} f(x) & (a_i<x<a_{i+1}), \\ f(a_i+0) & (x=a_i), \\ f(a_{i+1}-0) & (x=a_{i+1}) \end{dcases} $$

    は$C^k$級である.

注意